くるりの「魂のゆくえ」は俺の中で常に成木と高知がコネクトされる。本州からはるばる明石大橋経由で四国へたどり着く道中、みわが好きだということでエンドレスで車中で流れていた。といっても俺には堀川のドラムしか耳に入ってきていなかったが。明石海峡大橋経由で渡った四国の高知道(高速)を降りて辿り着いたハードなローカル酷道をおっかなびっくりJB23を前へと進ませ、時折信じられないくらい美しい田園風景を通り過ぎ、なんとか四国カルストから上ノ加江(みわの祖母と叔父さんの住んでいた港町)、高知市愛宕山経由でエルとみわと旅した。帰りに中国縦貫の宝塚経由で仁川の俺の祖母と門戸厄神の愛蓮で中華料理をご馳走してもらい、かつてバンドで移動したように夜には再び中国縦貫の宝塚ICに乗って朝まで走りっぱなしで東京(青梅)に戻った。当時はまさか此の地に住むとは思いもよらなかったが高知にやってきてよかったんだろうと思う。